お四国切り絵の旅 (四国八十八ヵ所遍路)


 高知新聞社から平成7年に発行した図書。  B5版、2039円
 著者は、3年半の歳月をかけて、土日を利用し、母親と十数回に分けて区切り遍路をしました。それぞれの札所で下絵を描き、
 同行の母は短歌を詠みました。満願のあと、切り絵と文章を高知新聞に1年9ヵ月の間連載しました。
 あなたも、この本でお四国参りをしてみませんか。

 お求めは、高知新聞企業 出版調査部  電話は、088−825−4330 (直通)

     


 私の遍路

 我が家は、第29番国分寺(高知県南国市)の檀家で、祖父母の代から遍路をすることが生活の一部となっていました。
 私は、22歳の大学卒業時と、41歳の厄年以降に遍路をし、車で7巡、歩き遍路を4巡しました。(現在も遍路中です)
 私の遍路は、煩悩の洗濯と周りの人々の幸せを祈願しての遍路でした。


     
                                  
                                  遍路も参拝の回がふえると、納経帳に重ね版を押していきます



 お遍路の手助けをいたします (遍路代行参拝)

 四国には、暑い夏・厳しい冬もあれば、優しい春・豊穣の秋もあります。
 お遍路をすることは、大自然に包まれた胎蔵界曼荼羅の世界を行くことです。
 お遍路の途中でたくさんの人々に出会いました。人の情けを受けながらの遍路でした。
 
 また、相談もいただきました。
 「お遍路に行きたいが四国は距離が遠いのでたびたび行けない」 「身体の調子が悪いのでなかなか行けない」 
 「病床の両親に納経帳を贈りたい」 「納経帳をいただいて我が家の宝物にしたい」 
 「四国に住んでいる方にお納経を頼めないだろうか」など、代行参拝をしていただきたいという相談をいただいています。
 この際に、お遍路代行参拝をさせていただくことにしました。
 お大師様とともに、ボランティアの心でお手伝いをさせていただきます。
 
 納経帳を必要とされる方は、メールでご相談ください。
 
 遍路代行参拝をご利用いただきまして、ありがとうございました。これからも、精一杯勤めさせていただきます
 
        第36番札所青龍寺への遍路道にてにて 
 

          

       私の手元に、弘化二年と記された遍路納経帳があります。江戸の末期の頃のものです。
       遍路した人は、納経帳に近江の商人○○と書かれています。
       京都の東寺と大阪の四天王寺に参ったあと、善通寺から時計回りで遍路を始めています。
       車もなかった時代に、自分の足と人の情けを信じて、なんと2巡しています。
       この時代は、遍路に出るのは命がけのことでした。
       家族と水杯を交わし、多くの方の見送りを背に遍路に出たものと想像します。
       
       当時の納経帳には、今のような墨書ではなく印版が押されました。
       また、参拝の年月日が書かれていますので、遍路研究をするうえでも貴重な資料になります。







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